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「ワンセグ」地デジ放送は来年4月開始

1segu NHKと関東地方の民放7社は27日、携帯電話向け地上デジタル放送(1セグ放送)を来年4月1日に開始すると発表した。従来は3月末をメドにスタートするとしていた。各局は同日、アナウンサーを動員したキャンペーン=写真=を展開。これまで「いちセグ」と呼ぶ場合もあった通称も「ワンセグ」に統一し、ロゴマークの普及活動も始めた。NTTドコモ、KDDIは同日、1セグ放送対応の携帯電話を開発したと発表。放送開始が半年後に迫り、放送会社と通信会社が連携する普及促進活動が本格化する。

地上デジタル放送は6メガ(1メガは100万)ヘルツの帯域を13セグメント(区分)に分割して送信する方式を採用しており、携帯電話向けの放送は、このうちの1セグメントを移動体向けに利用するため「ワンセグ放送」と呼ぶ。番組の内容は12セグメントを使用する通常の地上デジタル放送と同じ。各放送局は「携帯電話のきょう体としては通信と放送が一体化した」(テレビ朝日のメディア戦略室)との認識から、課金サイトへの誘導のほか、携帯電話の通信機能を使って、クイズやアンケートに視聴者が回答を寄せられるようにするなどワンセグ放送を意識した番組編成も検討する。

docomoNTTドコモはワンセグ放送を視聴できる「P901iTV」=写真=を開発、10月以降、展示会などで一般公開する。画面を横に切り替えて通常のテレビに近い感覚で視聴できるようにしたのが特徴。消費電力が少ないデジタル放送は連続して2.5時間程度の視聴が可能。アナログ放送も受信できるが、連続視聴時間は1.5時間程度にとどまる。発売時期、価格は未定。製造は松下電器産業が担当する。KDDIは三洋電機が製造するauの携帯電話「W33SA」を開発、展示用の機種を公開した。

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