アップルCEO「ポッドキャストは日本で大ヒットする」
米アップルコンピュータのスティーブ・ジョブス最高経営責任者(CEO)は4日、東京都内で開催した音楽配信サービス「iチューンズ・ミュージックストア」の告知イベントで、同サービスを応用したインターネット配信型のラジオ放送「ポッドキャスティング」が日本でも急速に普及するとの見通しを示した。ジョブス氏はポッドキャストを導入しているエフエムインターウェーブ(東京・港)の「インターFM」、日経ラジオ社の「ラジオNIKKEI」を紹介しながら、「ポッドキャストは大ヒットするだろう」と強調した。
ジョブス氏は「ポッドキャスティングによって誰でもラジオ番組を作ることができる。すでに1万もの番組があり、ラジオNIKKEIなどを聞くことができる。日本でも、これから大きな動きになるだろう」と述べた。ポッドキャストは「音声版ブログ」とも呼ばれ、米国では急速に普及している。番組を収録した音声ファイルをパソコンに取り込み、携帯音楽再生機「iPod(アイポッド)」などで聞くことができる。
4日に開始した「iチューンズ・ミュージックストア」は100万曲の音楽ファイルをそろえた。1曲あたりの価格は150円から。iチューンズのみで購入できる楽曲も用意したという。ジョブス氏はユーザーが選んだ曲目リストを公開して、人気投票できる「iMix(アイミックス)」などのサービスも紹介。告知イベント後には会場内に設けたiチューンズのデモ展示コーナーも視察した。
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