個人のSNS運営者を新規開拓 サンロフト
システム開発のサンロフト(静岡県焼津市、松田敏孝社長)は6月1日、インターネットで会員組織を運営できるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の運用システムを個人向けに提供する事業を正式に開始する。携帯電話から操作できる機能、サイトの更新情報を伝える規格の「RSS」による情報の受発信機能などを順次、追加していく。2月に試験サービスを始め、すでに1500人の利用者を獲得。今回の機能強化により、利用者を12月末までに1万人にしたい考えだ。
サンロフトの新サービス「ナノティー」は同窓会、PTA、共通の趣味を持つ仲間同士などの200以上のコミュニティーにSNSの運用システムを無料で提供している。ナノティーの利用者はSNSのオーナーとして会員を募集し、会員同士の意見交換、会員が実際に集まるイベントの開催などを通じてコミュニティーを運営できる。SNSのサイトは50種類のデザインを選べるほか、会員の募集形式も招待制や自由参加などを選択できる。
同社はナノティーのシステムを活用するSNSを年内に1000サイトにする目標を掲げている。法人の利用については有料サービスを別途用意する。無料サービスで個人の利用者を増やしながら、法人の顧客を開拓できると見ており、本業である企業の情報システム受注につなげる考えだ。
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