楽天、販促用の情報誌で再挑戦 今回は無料誌で
楽天は15日、20代後半から30代の働く女性向け無料誌「楽天マガジン」=写真=の配布を開始する。紙媒体を通じてインターネット通販になじみのない消費者の認知を高め、仮想商店街での商品拡販を狙う。同社は2001年にも販促目的で同名の情報誌を創刊した経緯があるが、軌道に乗らなかった。今回は編集業務でマガジンハウスの協力を得て、働く女性の生活スタイルを提案する内容のフリーペーパー(無料情報誌)として再挑戦する。
無料誌は約400品目の商品を紹介。商品の写真とともに二次元コード「QRコード」も掲載し、携帯電話からネットの商品購入ページに消費者を誘導する。広告も掲載するが「広告はメーンではない。(創刊は)販促の一環」(牛山朋子編集長)としており、内容は販促用カタログに近い。首都圏を中心に全国三千ヵ所に配布する。発行部数は30万部。当面は季刊だが、将来は月刊にして100万部の発行を目指す。
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