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ニューヨークタイムズ、新課金サービスを9月開始

ニューヨークタイムズは、噂されていた有料サービスの概要を発表した。ニュース部分については無料のままで、社説(Editorial/Op-Ed)を有料サービスとする。このサービスを購読すると、1980年までのアーカイブも無料となる。サービス内容も議論の余地があるが、注目すべきは、新聞購読者が無料でこのサービスを使える点。有料サービスの先輩であるダウ・ジョーンズのWSJ.comは新聞購読者が割引料金を適用されるが、無料ではなかった。

ユーザー調査を二度実施し、社内でかなりの議論を繰り返した結論がこのサービスで、インパクトが少ない今回の発表に一部識者は首をかしげているようだ。また、米国のブロッガーが注目する新聞社の主張であるこのコーナーを有料化することで、ブロッガーからは非難の声が多く、ブロッガー対策も必要となる。

同社のデジタル担当であるマーティン・ナイゼンホルツ氏は、ブロッガーにアフィリエイト・プログラムを適用し、有料サービスでも利用してもらえるような工夫を検討したいとしている。

temp_part3社説のページは原則的に広告がないが、有料ユーザーにターゲットしたい広告主も出てきそうだ。ナイゼンホルツ氏は今後、同面の広告も検討するとしている。

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