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「ガチャガチャ」が販促用の広告手段に

Gacya 人材派遣、託児所運営を手掛けるビーンズパートナーズ(さいたま市、神山和輝社長)は1日、商業施設の託児所を活用して、子育て世代の主婦層を対象にしたマーケティング支援を始めた。商業施設の特売情報やクーポン券、サンプル商品の引換券を「ガチャガチャ」=写真=と呼ばれる自販機のカプセルに入れて託児所を訪れる母親に無料で提供する。第1弾としてダイエー大宮店(さいたま市)が導入を決めた。

カプセルには幼児向けの菓子類も入れてあり、託児所のスタッフがダイエーで買い物をする母親に100円玉を手渡して「ガチャガチャ」のカプセルを受け取るように勧める。このため不特定多数の来店客に特売情報のチラシを配布するよりも、来店した母親の顧客が幼児を預けている時間に化粧品販売店などに立ち寄る可能性が高まると見ている。

託児所が入居している商業施設のテナントなどに広告媒体として売り込む。カプセルに入れるチラシ類は30枚で1万5000円。ビーンズは託児所の運営をダイエーから受託しているが、これとは別に販促支援が新たな収入源になる。ガチャガチャのカプセルを販促用の広告媒体に活用する例は珍しい。

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