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D2C藤田社長、個人ブログでも自社の情報発信

ディーツーコミュニケーションズの藤田明久社長  企業がブログと付き合う事例の一つとして、企業のトップが「社長ブログ」を開設して情報を発信する企業が多くなってきた。自社ホームページの中のコンテンツの1つとして社長ブログを掲載するのが一般的といえるが、携帯サイト向け広告のディーツーコミュニケーションズ(D2C、 東京・港)の藤田明久社長=写真=は、個人的に開設したブログも自社の情報発信に活用している。藤田社長に自社ホームページと個人ブログの使い分けなどを聞いた。

 ――07年9月に開設したきっかけは

 「取引先の社長の多くがブログを開設している中、社内外からの勧めで、遅ればせながら開始した。会社のメッセージは、D2Cのホームページがあるので、そちらで発信している。しかし、社内イベントなどオフィシャルなサイトでは発信できない内容もある。そのようなものを社長の目を通して伝えるべき人に伝えるのが目的だ。内容としては、私が考える世界最先端の分野であるモバイルマーケティングの意義や、D2Cは何を目指しているかなど、事実以上のことを伝えたい」

 ――ブログの内容は社業に特化している

 「個人ブログの位置づけとしているが、D2C社長のブログであることは明示しているので、趣味や家族のことは書かない。あくまでもオンタイムの話題だけを取り上げる。それでもネタには事欠かない。個人ブログと位置づけたのは、いつやめてもいいように、また情報更新頻度の2つのプレッシャーから逃れるためでもある」

 「個人ブログなので、広報のチェックはない。あくまでもオフィシャルな顔は企業のホームページ。だから、当社のホームページから社長ブログへのリンクもない。ドメインもD2C関連のものではなく、一般向けのブログ開設サービスを利用し、費用は自費で支払っている」

 「発信対象は、取引先、メディア、社員、学生を想定している。ニュースリリースは出していないが、メディアに伝えたいというネタも含まれる。当社のユーザ向けサービスを説明するケースもあり、モバイル好きの人も対象に、B2C要素もある。テーマによって、特定の対象者にメッセージをこめている」

人の顔をなるべく写真で紹介――検索フレーズから得たヒント

 ――書くときに意識していることは

 「アクセス解析は、ほぼ毎回ページビュー、ユニークユーザーを見ており、突然増える場合は、流入サイト、検索フレーズをチェックしている。検索フレーズを見ることにより、固有名詞の検索が多いことに気づいた」

 「モバイル広告大賞受賞者を訪問して紹介した時や、講演のパネルディスカッションを紹介した時のように、お会いした方々の固有名詞を入れることを意識するようになった」

 「自分を含めて、社員がメディアに記事などで登場した場合は、積極的に紹介している。キャプチャ画像や転載のルールとしては、見出し以外の中身を読めないようにすること。メディアから削除依頼を受ければ、すぐに削除するが、今までにそのようなことはない」

 ――社長ブログの効果を感じることは

 「当然だが、当社に関心のある方々に、随分見られていると感じている。ビジネスチャンスにつながることもあるし、リクルーティングにも一定の効果がある。社内の雰囲気などを材料に、社長目線で伝えたことがよかったようだ。社員向けにも、コミュニケーションのネタになるなど、読んでくれている感触はある。社員が社業について理解を厚くするきっかけになればと思っている」

 「自社ホームページへの流入元を見ると、社長ブログからのアクセスが2位となっている(広報調べ)。社長ブログから自社ホームページへのリンクは相当意識している。例えば社長ブログで紹介するサービスの詳細は、自社ホームページの該当ページにリンクする方が読者にとってスマートだと考えている」

■関連リンク

「24時間30cm以内に ディーツー コミュニケーションズ(D2C)社長のブログ」
http://akihisa.air-nifty.com/

◇ ◇ ◇

 日経メディアラボでは、「企業として、個人として、ブログとどう付き合っていくか」をテーマにレポートをまとめる予定です。ここでは取材結果の一部を紹介していきます。

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