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フォートラベル、名刺でつなぐブログコミュニケーション

QRコード入り名刺を持つ矢野さん  日経メディアラボでは、「企業として、個人として、ブログとどう付き合っていくか」をテーマにレポートをまとめる予定です。ここでは取材結果の一部を紹介していきます。

 初回は旅行総合情報サイトを運営するフォートラベル(東京・千代田)の事例です。ブログと「紙の名刺」を組み合わせたサイトのPRについて、経営企画室広報担当の矢野智美さん=写真=への取材の概要をまとめました。

◇ ◇ ◇

 フォートラベルのサイト(サイトの名称も「フォートラベル」)は、個人会員に対して旅行をテーマにしたブログ開設サービスを提供。多くの会員がブログに投稿した旅行記や写真、クチコミ情報を地域別に再編集して、旅行情報サイトをつくっている。月間で320万人(2008年8月)が利用するメディアに育っている。

 サイトのPRに一役買っているのが名刺だ。会員に対し、ポイントを貯めると「ブログカード」と呼ぶオリジナル名刺を贈る仕組みを用意している。自分の「トラベラー名」(サイトの中で使うニックネーム)や旅行記のURLが印刷されている。「旅先で知り合った人と、旅行後もブログを使ったコミュニケーションを続けたいけれど、自分の本名や連絡先を明かすのは抵抗がある」という会員のニーズにマッチしたという。

ブログカードのデザイン例  社員のほとんどが旅行好きという同社の社内から生まれたアイデア。社員も率先して旅行ブログを開設し、仕事で使う名刺に旅行記のURLとQRコード、自分で撮影した写真を載せている。

 フォートラベルのポイントは、会員が所定の場所をクリックしたり(1回10ポイント)、アンケート調査に答えたり(同100ポイント)するとたまる仕組み。ブログカードと交換するには7000ポイント必要で、これまでに約30人が交換したという。

 さらに、同社が開いた会員同士のオフ会の参加者にブログカードを無料で配布し、試してもらった。「配りすぎてなくなってしまったので増刷してほしい、との要望もある」(矢野さん)。好評だったため、今後はオフ会を開く際にスポンサー企業を募り、広告入りのブログカードを参加者に無料で配ることも検討している。

 名刺にQRコードを入れていることから、名刺からの携帯サイトへのアクセスを測定できるようになると、名刺を使ったPR効果が明確になりそうだ。ただ、現在はパソコン用のサイトのトップページにも同じQRコードを載せているため、誘導元の判別はできないという。

■関連リンク
フォートラベル http://4travel.jp/

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